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お掃除ブログ 2019年9月

古いエアコン、レンジフードのクリーニングについて

今シーズンのエアコンクリーニングのピークも過ぎ落ち着いてきましたが、今回は古いエアコンのクリーニングの対応について書きます。

またエアコンと同様、電化製品でもあるレンジフードも含めてお話します。

エアコンは電化製品or家電製品としての認識で寿命、何年くらい使えるの?という質問を受けたりします。レンジフードはキッチンの設備という意識か電化製品という認識・意識が低いのかエアコン程聞かれることは少なくエアコンよりも結構長くお使いのお宅が多い気がします。

エアコンやレンジフードにこのようなシールが貼られているのはご存じでしょうか?



メーカーとしては標準使用期間という表現で10年としております。
大体皆さんも電化製品って10年位で壊れて、買い換えるという感覚はお持ちでは。
10年過ぎて壊れるとメーカーに修理依頼しても修理対応不可、部品がない等で断られると思います。また10年以上使用したものを高い修理代かけるなら、買い換えようとなるかと。

ただ、壊れずに大きなトラブルがなければ、エアコンもレンジフードも工事を伴うので中々、買い換えることをされないケースも多いです。

 そこで問題となるのが古いエアコン、レンジフードのクリーニング対応です。

ここでまず、お話したいのは古いエアコン、レンジフードが古いからクリーニングで壊れるかも知れないという話ではなく、いつ寿命がきてもおかしくないものをお掃除する(=お金をかける)かどうかという話です。

クリーニングする、しない関係なく、まもなく壊れて修理不能or修理しない=寿命がくる運命のエアコン、レンジフードであるかもしれません。それが半年後なのか1か月後なのか、明日なのか?!

私どもは10年以上のエアコンはまず、施工前にメーカーの推奨する標準使用期間10年の記載の説明をしクリーニングをして継続使用を希望されるかどうか伺います。

次に動作確認は当然ですがエアコンの状態を確認し施工可能かどうか判断します。
エアコンクリーニング施工を希望されても、状態があまりよくなく、買い換えた方がいい場合は買い替えをお勧めします。

例えばよくあるのがすでにどこかが破損しているケース、動作自体は問題ないので使われていますが、どこかが割れているなど樹脂(プラスティック)の経年劣化で割れやすくなっている場合です。今は軽微な破損でも分解の際に更に割れる場合、同じレベルで樹脂の劣化が起きていれば、今割れていない箇所でも分解の際にかかる負荷で割れるケースもあります。
実際今シーズンもあるメーカーのある年代のエアコンが非常に劣化が激しく簡単に割れるものがあり、似たような機種が出てきた場合お断りさせていただいたケースもあります。

あくまでケースバイケースで軽微な破損で分解にも問題なく、お客様の了承の上、クリーニング施工を熱望される場合は施工します。

エアコンクリーニング業者によっては最初から施工可能範囲の年数を明確に決めてご依頼時に請ける請けないを決めるところもあります。
反対に来るものは拒まずじゃないですがせっかく来た注文をわざわざキャンセルにもっていくようなことをして売上げを減らすようなことはしまいとイケイケで何でもかんでも施工する業者もいると思います。

私どもは一応うかがって、実機を確認するのと、上記のような説明をし、状態がそれほど悪くなく、お客様が施工を希望されるのなら施工するスタンスでやっております。

今シーズンも1軒でエアコンクリーニング3台のご依頼で、すべて15年使用で、メーカーの標準使用年数などの説明した結果買い替え検討との事で、状態はそれほど悪くはないですが3台ともキャンセル、エアコンクリーニング3台分の売上が0という結果になったケースもあります。

ここで私どもが申し上げたいのが、単に年数だけで区切るのではなく、また何でもイケイケで施工するのでもなく、空振りになる場合があってもちゃんと訪問し実機を確認し、お客様に説明すべきことは説明し、ご理解いただき、施工を希望されれば施工する。そういうちゃんとお客様のためを考えたサービス提供をこころがけているという事です。










ハウスクリーニング、業者選びは慎重に!

今日はハウスクリーニング業者そのもののお話ではなく、他の業種の職人さんのお話をします。

ここ半年ほどの間に現場で見た他の職人さんのダメな仕事のあとからこんなひどい仕事をする業者・職人がいるんだという話をします。

まずはここ半年で2度でくわしたのはマンションの大規模修繕工事での残念な結果を目撃したお話。

1つ目は某高級住宅街にある築年数の古い分譲マンションでのエアコンクリーニングにうかがった際のお話。

作業前に室外機の設置状況や排水(ドレインホース等)のチェックをするとエアコンのホースがグニャグニャに曲げられた状態になっていました。

グニャグニャなんで途中上向きに曲がっている部分も何箇所かあります。ドレインホース(エアコンの結露した水を出すホースのこと)が上向いている、勾配がとれていないと水がうまく流れず、室内機側での水漏れの原因になります。

お客さまに確認したところ、今年の春くらいにマンションの大規模修繕工事があったとの事。

工事の際、ベランダの床等も防水塗装の施工等するのでエアコンの室外機を足場の上などにあげて作業する場合があります。戻すときにホースはきちんとなおさず適当に雑に扱ったと思います。

まだ本格的にエアコンを使われる前のエアコンクリーニングのご依頼であったため、大規模修繕工事後はエアコンを使ってないので水漏れの事故は起きずに済んでいましたが、そのまま使われていたら水漏れが起きていた可能性が高いです。

もしエアコンの下にパソコなどあって濡れて壊れたり、それでデータが消失したりとかして、そこまで問題が大きくなる可能性もあり得ます。そうなったらかなりの補償問題です。

そういったリスクも何も考えていないやっつけ仕事をしているのかと。

同じようなことが真夏になってからエアコンクリーニングにうかがったお宅でもありました。

真夏なのでもうエアコンは使われています。依頼時よりエアコンの水漏れが起きているというお客さまからの事前申告がありました。

作業当日うかがうと、お客様でエアコンのホースの異常(上向いている)に気づかれ、修正し水漏れはおさまっていました。

このマンションも春に大規模修繕工事があったようです。

「まぁ所詮、こんなもんか」と思う部分とでもやっぱりそれではダメでしょうという想いがあります。

皆さんはどう思われますでしょうか?

 

もう一つはクロス屋さんのお話。

クロスは貼る際、のりを付ける機械であらかじめのりを付けてから壁に貼っていきます。

貼る際にどうしても建具周りなど(部屋のドアや収納のドア、その枠周りなど)にのりがついてしまいます。それは仕方がなく、余計なところについたのりは貼ったあとスポンジ等で拭き取るようです。どうしても多少の拭き残し、拭き忘れはあります。

人間のやることなので完ぺきには無理です。

またその後のハウスクリーニングでちゃんとした業者なら、クロス屋さんが残したそういったのりも取ります。

新築やリファームも引き渡し清掃が入ります。(リフォーム後は必ずという訳ではありません)

建具等についたのりは最初は透明OR白っぽくて目立たず、のりがついている事に気づきません、年数が経ってそこに汚れが付くことで下の写真のように茶色く浮いてきます。

まぁ下の写真のレベルではギリギリ、仕方ない範囲と許容してもという感じはします。(ホントはダメですけどね)




 

でもこの夏エアコンクリーニングでうかがったマンションでは建具周りだけでなくクロス表面にもついている。ひどいのは手の跡、指の跡までついてます。
ジョイント部分の周りも上から下まで全部ついている。


 

リフォームはされていないので新築時のものです。仕事でいろいろなところにたくさん伺いますが、ここまでひどいのは中々見ません。
お客様との雑談で話を聞くとこれまでも何か他の修理やメンテで来た業者さんや職人さんにも毎回指摘されるとか。

 

仕事柄、他の職人の施工のアラのようなものはどうしても見つけてしまいます。

汚れを見つける目と汚れかキズや破損・劣化等かの識別する目も必要なためキズ等も見つけてしまいます。

工期や施工金額の問題でちゃんとした仕事がしたくても出来ないという現状もあると思います。

建築関係の不祥事が発覚する事件が起きると、一般の方々は「そんなことをやってたの?」とか驚きやショックを受けられますが、私たちは「どうせ安くやらされたり、工期がなかったりでこんなもんでしょう現場なんて」と思ってテレビを見ていたりします。

でも自分でお金を出しておうちに来てもらって作業してもらうハウスクリーニング、業種は違えど今回書いたような職人の作業のようなレベルの業者にはあたりたくはないと思います。

 

失敗しない業者選び、難しいと思いますが、少なくともこういう指摘をする以上私どもはちゃんとした仕事をさせていただいていると自負しております。是非当方をお選び下さい。

 


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