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エアコンはどうして汚れる?エアコンは掃除機よりホコリを吸う!!

エアコンの汚れは大きく2つになります。一つはカビ、もう一つはホコリです。

まず、カビはなぜ生えるのか。

エアコンはお部屋の空気を取り込み、キンキンに冷えた熱交換器の中を通すことで空気が冷やされ、その冷たくなった空気を下から出しています。
日本の夏の気候は暑いだけではなく、湿度が非常に高い蒸し暑い気候です。

湿気(水分)を多く含んだお部屋の暑い空気を熱交換器にあてて急冷するので、熱交換器が結露します。

冷たいドリンクを入れたグラスに水滴が付くのと同じ現象です。

エアコンで冷房運転しているとドレンホースから水がぽたぽた出ているのはご存じの事かと。これは上記の結露した水を排出しているからです。

水が低い方へ流れていく原理で排出しているだけなので結露した水分を飛ばしたり、乾かしたりはしていないのでエアコン内部は濡れて、湿気だらけです。
これがカビの原因です。
例えば一番よく使うリビングのエアコン、日中や夜・就寝前まで冷房運転していたとします。寝室で就寝するためリビングのエアコンを消します。
何時間も冷房運転していたのでエアコン内部は結露で濡れています。

エアコンを消せば室温も上がり湿度もエアコンをつける前の状態まで戻る=湿度が高くなる。このようなお部屋の環境で湿気をこもらせエアコン内部は乾きません。

部屋干しした洗濯物も乾きにくい状況ですから。フタのようなルーバー(風向の羽)を閉じて湿気を閉じ込めた箱のようなものですから乾くはずがありません。

これを毎晩繰り返すと当然カビが生えて増殖します。

水分の残ったお風呂場にカビが生えるのと同じです。

次はホコリです。エアコンはある意味、掃除機よりお部屋のホコリを吸っているかも知れません。
エアコンは風を出します。お部屋の中で風が吹けば、ホコリが舞います。エアコンはお部屋の空気を吸って冷やして冷たい風を出すので、そのお部屋中に舞ったホコリを含んだ空気を吸い込みます。となるとエアコンはお部屋のホコリを吸い込むことになります。
エアコンにフィルターがついているのは、ホコリがエアコン内部に入らないようガードするのについているのです。

でもフィルターの目をこした細かいホコリはエアコン内部に入ってしまいます。ということでエアコンはホコリまみれになるのです。
リビングを掃除機がけするのに1時間も2時間もかける方はいないと思います。
エアコンは掃除機よりホコリを吸っている
エアコンは何時間も運転します。その間ずっと前述のような形でお部屋のホコリを吸い込みます。また掃除機は掃除機のヘッドの当たった部分のホコリしか吸いませんが、エアコンは部屋中のホコリを風で飛ばし、部屋中に舞ったホコリを運転時間中ずっと吸い込んでます。

こう考えれば、掃除機よりエアコンの方がお部屋のホコリを吸っている事になるかと。

それ以外の汚れとしては。油やヤニです。お部屋で喫煙されればタバコのヤニでエアコンは汚れます。お線香の煙でもヤニ汚れのような汚れが付きます。

リビング・ダイニングのエアコンは油がまわっていることも。
キッチンが近かったり、オープンキッチンで、うまく換気せずにエアコンをつけながら料理をしているとエアコンが油を吸う事も。
キッチンの換気扇を回していてもちゃんと吸気していないと換気にはならず(空気が入れ替わっていない)料理で飛んだ油を含んだ空気が部屋にとじこもりこれをエアコンが吸っては出し、吸っては出しを繰り返せば、レンジフードより油だらけになることも。ちゃんと吸気口をあけて換気扇を回しましょう。

あとホットプレートで焼肉などやられるお宅はその油をエアコンが吸っている可能性もあります。

以上のようにエアコンは普通に使っているだけで汚れてしまいます。一般の方がお手入れできるのはフィルター位なので。上記の現象で汚れるのはお手入れを怠っているとかではありません。適切なタイミングでエアコンクリーニングを頼んでいただければと思います。












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