お掃除ブログ
今のフローリングは、ほとんどがノンワックス仕様、塗っちゃダメ!
先日、賃貸アパートの原状回復の空室清掃をしていてあらためて気になったことがあったので紹介します。
その部屋のフローリングはシートフローリングと呼ばれる幅広のフローリングです。
最近は結構、主流になっています。
このシートフローリングはノンワックス仕様なのですが、ワックスが塗られてました。
その結果、床に問題が・・・。
密着不良でワックスが一部分だけ抜けたようにはがれてます。
ノンワックス仕様というのは「ワックスを塗らなくてもいい」という意味ではなく「ワックスは塗ったらダメ!」ってことなのです。
そこを勘違いされているケースも多くあるような気がします。
この賃貸物件はCM等でもおなじみの大手の建設会社が建てたものです。お部屋にはその会社が作った入居者向けのガイドブックのような冊子が置かれています。その中を見るとフローリングのお手入れのページにちゃんと「表面は化粧シートですのでワックスがけを行わないで下さい」と表記されてます。
にもかわからず、ワックスが塗られ、密着不良をおこし、こんな状態に。 入居者じゃなく業者が塗ったものだと思われます。素人じゃなくプロなのになぜ塗ったらいけないシートフローリングにワックスを塗っちゃうのか。
前述の「塗らなくてもいい」と「塗ってはダメ!」の認識不足以外にも、密着不良というものがそもそも分かってないのかと。
ワックスを塗った瞬間からおかしくなる訳ではありません。はじいたり、ムラムラになるような目立った問題は生じません。(多少ムラになるケースもあるようですが)
一旦は普通に問題ないかのように塗れます。ちゃんとワックスは乗っかります。だから濡れる=塗っていいと勘違いするのかも。
しかし密着不良を起こし写真のような状態になります。密着不良と言うのは床材とワックスの付きが弱いため容易にワックスがはがれてしまうのです。ですから写真のような状態になるのです。
問題はこうなった時に直しようがないのです。これを直すにはワックスを全てはがす、剥離作業をしなければなりません。しかしながら今のフローリングは剥離には耐えられません。
剥離などしたらフローリングがかなりいたみます。
先ほどの冊子にも「水を嫌います。目地部からしみ込んだ水分は腐食や反り、はがれの原因になることがあります。水拭きをするときは固く絞ってできるだけ水分をなくしましょう。」と記載されています。
水拭きでもこのように注意しないといけないのに、剥離なんてとんでもありません。
別の部屋では上の写真一番左のように。細かいすりキズのようなものが多数走ってるように見えます。これは床そのものにキズが入っているのではなく、何かでこすられた時にワックスがはがれキズが入ったように見えているのです。十分掃除機がけをして床の上のホコリやゴミ(場合によっては砂粒のようなもの)をとり除かずに、フローリングシートモップのようなものでゴシゴシお掃除されたがなにかで擦った跡のようなキズにみえる感じでワックスがはげれたと思われます。そんなに荒っぽいことを入居者がされた訳ではなく、ワックスの密着が弱いため簡単にはがれた結果、このようになったかと推測されます。
前の部屋より、かなり密着が悪いので幸か不幸か剥離しなくとも本来はよくないのですが、アルカリ洗剤で少しこするだけでワックスがはがれ2枚目の写真のようにワックスがはがれたことでキズのようなものはなくなってます。
密着不良も塗るワックスの種類や塗り方や床やお部屋の環境でこの2つの例のように異なります。
いずれにしても問題がおきます。起きないケースもあり、結果オーライでシートフローリングへのワックスがけをしているかケースもあるかも知れません。
十分な知識がなく、これまでの慣習(フローリングはワックスを塗るもの)ということにとらわれて塗ってしまう業者さんも多いのかと。元請さん側も知識がなく、「今まで通り黙ってワックス塗っておけば」というのがあるのかも知れません。
エアコンクリーニング・キッチン・水回り・換気扇の清掃などのハウスクリーニングならクリアライトお掃除サービスへ
その部屋のフローリングはシートフローリングと呼ばれる幅広のフローリングです。
最近は結構、主流になっています。
このシートフローリングはノンワックス仕様なのですが、ワックスが塗られてました。
その結果、床に問題が・・・。
密着不良でワックスが一部分だけ抜けたようにはがれてます。
ノンワックス仕様というのは「ワックスを塗らなくてもいい」という意味ではなく「ワックスは塗ったらダメ!」ってことなのです。
そこを勘違いされているケースも多くあるような気がします。
この賃貸物件はCM等でもおなじみの大手の建設会社が建てたものです。お部屋にはその会社が作った入居者向けのガイドブックのような冊子が置かれています。その中を見るとフローリングのお手入れのページにちゃんと「表面は化粧シートですのでワックスがけを行わないで下さい」と表記されてます。
にもかわからず、ワックスが塗られ、密着不良をおこし、こんな状態に。 入居者じゃなく業者が塗ったものだと思われます。素人じゃなくプロなのになぜ塗ったらいけないシートフローリングにワックスを塗っちゃうのか。
前述の「塗らなくてもいい」と「塗ってはダメ!」の認識不足以外にも、密着不良というものがそもそも分かってないのかと。
ワックスを塗った瞬間からおかしくなる訳ではありません。はじいたり、ムラムラになるような目立った問題は生じません。(多少ムラになるケースもあるようですが)
一旦は普通に問題ないかのように塗れます。ちゃんとワックスは乗っかります。だから濡れる=塗っていいと勘違いするのかも。
しかし密着不良を起こし写真のような状態になります。密着不良と言うのは床材とワックスの付きが弱いため容易にワックスがはがれてしまうのです。ですから写真のような状態になるのです。
問題はこうなった時に直しようがないのです。これを直すにはワックスを全てはがす、剥離作業をしなければなりません。しかしながら今のフローリングは剥離には耐えられません。
剥離などしたらフローリングがかなりいたみます。
先ほどの冊子にも「水を嫌います。目地部からしみ込んだ水分は腐食や反り、はがれの原因になることがあります。水拭きをするときは固く絞ってできるだけ水分をなくしましょう。」と記載されています。
水拭きでもこのように注意しないといけないのに、剥離なんてとんでもありません。
別の部屋では上の写真一番左のように。細かいすりキズのようなものが多数走ってるように見えます。これは床そのものにキズが入っているのではなく、何かでこすられた時にワックスがはがれキズが入ったように見えているのです。十分掃除機がけをして床の上のホコリやゴミ(場合によっては砂粒のようなもの)をとり除かずに、フローリングシートモップのようなものでゴシゴシお掃除されたがなにかで擦った跡のようなキズにみえる感じでワックスがはげれたと思われます。そんなに荒っぽいことを入居者がされた訳ではなく、ワックスの密着が弱いため簡単にはがれた結果、このようになったかと推測されます。
前の部屋より、かなり密着が悪いので幸か不幸か剥離しなくとも本来はよくないのですが、アルカリ洗剤で少しこするだけでワックスがはがれ2枚目の写真のようにワックスがはがれたことでキズのようなものはなくなってます。
密着不良も塗るワックスの種類や塗り方や床やお部屋の環境でこの2つの例のように異なります。
いずれにしても問題がおきます。起きないケースもあり、結果オーライでシートフローリングへのワックスがけをしているかケースもあるかも知れません。
十分な知識がなく、これまでの慣習(フローリングはワックスを塗るもの)ということにとらわれて塗ってしまう業者さんも多いのかと。元請さん側も知識がなく、「今まで通り黙ってワックス塗っておけば」というのがあるのかも知れません。
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